雪とかす 雨とともに 聞こえるは春の足

そろり、そろり!!!!!

気がつけば、もう2月後半、そろそろ冬も終わり。

関東では16℃ぐらいまで気温が上がり、もうすぐそこだ。春は。

さて、この時期は大学入試、高校入試、卒業式、異動の人事発令など様々な人流がある。

別れと出会い、出会いと別れ。最近なんだが涙もろくて、やだねぇ、私ったら。

さて、雨とともに雪はとけりて、聞こえるは春の風音。

また、つまらぬ句を読んでしまった…

さて、冬の間愛用してきたアウター類もそろそろ厳しくなって、また、別れの時期が近づいてきた。

ワンシーズンお疲れ様。この冬活躍してきた防寒着たちも、そろそろ陽の当たらない場所へと戻る時が迫ってきた。

さて、防寒着といっても、その役割は様々、仕事用、よそ行き、プライベート用、作業着用etc

決して自慢ではないが、私は人よりも服が多い。1人パリコレを50回くらいは開催できるくらいあるだろう。(サイズが合わなくなった服を含めると、かなりある。)着れられない服に罪はない。

だが、そのほとんどがタンスの肥やしになっている状態だ。そんな方も多いのではないか?

たくさん持っているけど、いつもの着回しに入る先発ローテーションは変わらないのだ。

モッズコートにダウン、チェスターコート、ブルゾン、ベンチコートなどなど、降雪状況によって変わってくるが、大体がガチ防寒着です。

それも気温の上昇とともに、使用頻度が減り、段々と薄手のものへ。一皮また、一皮剥けると春が顔を覗かせる。

さて、その冬に使用したコート、皆さんはクリーニングに出すだろうか?

私個人的には、クリーニング店に出したりはしないが、うちの妻はクリーニングの御用達だ。

というのも、私が普段着ている服は単価が安い。いわゆる安物だ。

もちろん、高い織物もあるが、それは滅多に着ないので、わざわざクリーニングにまで出すほどか、というほどではないのが正直なところ。

しかし、うちの妻は1シーズンごとにクリーニングに結構出す。

確かに10万近いコートならば、理にかなっているが、私の数千円の上着は2〜3回ほどクリーニングに出したら新しいものが買えるほどの値段になってしまう。

妻とら
妻とら

コートのクリーニング出すけど、一緒に出すものある?

自分
自分

いや特にないけど…これ臭い?出したほうがいいかな?

春先に、毎年繰り返される、この会話。我が家の春の様式美。

御用達の店から、冬物クリーニング割引のDMを受け、妻が準備を始め、私にも一応聞いてくる。

聞いてくれるのは優しさなのだろう。早春の妻の優しさがこのクリーニングやりとり。比較的薄手のやつなら、妻がたま〜に洗濯をしてくれる。しかし、厚手のダウン系やカシミア・ウールは手を出さない。どうしようか…と、聞かれてから毎年考える私である。

妻とら
妻とら

当たり前でしょ。どんだけ加齢臭振り撒いてと思ってのんよ。臭くないわけないでしょ

自分(左)
自分(左)

…はい。(耐えること山の如し)

確かに臭いのは事実だから、言い返せない。洗濯をしてくれるのも優しさではなく、臭さゆえなのだろうか。

最近ではスメハラという言葉もあるので、一応気をつけるようにはしているが、なかなか自分では気づけないのが怖いところ。一応、柔軟剤や漂白剤は消臭を使っているし、大丈夫だとは思うけど。

しかし、このクリーニング、染み抜きや消臭、撥水加工などの特殊オプションをつけると、意外とかなりのお値段になるのだ。スーツやワイシャツとは違って結構するなと印象を受ける。

そもそもそんなに、着ていないのでクリーニングの必要があるか?ちょっと足せば買えるじゃない?と

今の若者でいうコスパを考え、安いのは自宅洗いへ。数万円するのはクリーニングへ。そりゃあ妻のものに比べれば、私の一張羅は安いだろう。女性もののコートはやはりそれなりのお値段がする。

インフレの昨今じゃなくても二桁万円のものは、今ならどのくらいするのだろう。私がかつて愛用していた革ジャンたちも結構なお値段がする。馬、牛、豚でランクも違い様々だが、結構な値段がする。今はまず入らない。体型から見直さないと…。

しかし、ものには古き良きものというのがある。私が愛用しているコートたちもそうだ。

妻のとは負けず劣らず、いい値段はするものがある。ちょっとだけね。

それらはもう20年近く使っているものもあるし、まさしく人生をともにしてきた愛用品だ

昨今のファストファッションと呼ばれる代物は基本的に1シーズン、2シーズンでの買い替えを前提に作られていると思う。

お値段も安い分、裁縫も雑だったりするものもある。だが、汚れたり、着回しのアイテムのなかの一つにちょっと取り入れたり。まぁ流行り廃りなどもあるので、それはそれで、よく考えられた商品だし、有効に使うことで、いわゆる″コスパがいい″服だ。それもまた、人生を豊かにしてくれるものだ。

だが、長年愛用してきたものには、思い出や使い込まれた味というものが出てくる。

特に皮のブーツやレザー小物などは特にその部類になる。コスパという尺度とはまた別のベクトルで、気分だったり、生活に彩りを与えてくれる人生を豊かにしてくれるアイテムだ。

それが何かは、人それぞれなのだ。スマホだったり、PCだったり、ゲームだったり、料理だったり、旅行だったりと。モノなのか事象なのか、俗世的な価値とは別であり、存在自体に価値があるのではなく、それでその人が″どうなるか″だ。年月という物差しとはまた別物だ。

最近のトレンドを重視したファストファッションと、お値段と品質に重きをおいた商品、2つの製品それぞれに良いところがある。特に普遍的なデザインなものは先人たちの知恵と歴史がつまったいわゆる一般主流の商品であり、長い年月にわたって愛されるものもある。

一方でファストファッションでもずっと愛用されるものものある。
先発ローテに入っている私のコートの中にも、それほど高いものではないが、毎年愛用しているものがある。袖口はすでにほつれかかっているが、まだ使えると手放せないものがある。もはや売っていないデザインなのだが、とても使い勝手が良く、おそらくいつの時代でも違和感なく着られるパターンで作られたものだ。それにあたたかい。

後続商品がないのが、ただただ残念であり、できれば同じものを買いたい。今年もありがとう。

さて、話はだいぶそれたが、寒い冬を豊かにしてきたアウター類への感謝を込め、クリーニングへ出そう。くたびれてきたジャケット、コートだが、まだまだ私の人生を豊かにしてくれる。

着るだけで幸せになる、洋服にはそんなパワーがあるのだ。

もう何十年と連れ添ってきた我が妻と私、もうちょっと優しくしてくれてものではいないだろうか?

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