いや、パパは36歳だよ。

 

 

「オレ!さんじゅう!!!」

つい先日、仕事を終え、帰宅した私。玄関まで足音を響かせ、開口一番、大きな声でドヤ顔!

待って…君はまだ5歳児やで…???

ちなみにパパはもう30超えてるよ。

「〇〇ちゃん、まだ5歳だよ」

「………………………!?」

「30まで数えられるようになったのか?やるじゃない。頑張ったねぇ」

「パァパ!違うよ!オレ、サンジュウ!!!」

意味がわからないまま、手を洗ってビールに手をつける。妻のご飯はまだできていない。

ちなみに、「すごい」とか「偉い」とか言うのではなく、「頑張ったねぇ」というのが今流行りの教育方法らしい。ビールを飲みながら妻に説明する。

「〇〇ちゃん、数字スゲー数えられるようになってんじゃん!」

「えっ?まだ10までもおぼつかないわよ」

「ん?さっき30って言ってたよ?」

30と言えば人間で言えば節目の年だ。私の30の頃はもっとスリムで、髪ももっとボリュームがあった気がする。

そういえば、30を超えてから、年を気にしなくなった気がする。人間はそういうものなのだろうか。

よく、会社の先輩が「人間、年取ると時間が早くなるんだね」と言っていたが、確かにそう思ふ、今日この頃。

ただ、自分の精神年齢は高校生から変わっていない気もするのは何故だろう・・・。

見た目は大人、中身は子ども!その名は名探偵コ○ン!この漫画もずいぶんと長くやっていますね。

私がこどもの頃から続いていますよ。そろそろ事件が起きすぎて、米花町から人がいなくなってもおかしくないと思うのは、私だけでしょうか???

30、向かいに座っている妻も30の頃はまだ、綺麗…。今も十分キレイだ。

「オレ、サンジュウ!」壊れたラジオのように繰り返しながらポーズを取る5歳児。

元気があっていいですね。

「あれは何なの?今の流行り?」

妻に聞くと…

「あ〜あれね。あれよ」

と言いながら、テレビを指差す妻。画面にはアマゾンプライムの画面。

最近の息子のオキニは仮面ライダー。

夕食の後、一緒に見ていたら、「仮面ライダー電王」の決め台詞だったようで、

「あ〜、これか!笑」

一緒に見ながら思わず、笑ってしまった。

「オレ、参上!」

仮面ライダーなのに、電車にのって登場する画期的な作品。そして何人も登場する。商売上手な作品でしたね。数年たった今でもスペシャル映画?などに出てくるので、やはり人気な作品なんでしょうね。

仮面ライダーの真似をしてテレビの前でアクションをする息子。仮面ライダーはやはり子ども心を掴むのだろう。スマートなイケメンヒーローを見て、自分のお腹を見返すと…あれ?この塊は何?

かの三国志で有名な劉玄徳(劉備)さんを思い出す。肉体改善が必要と思いつつ、未だできていない。

体脂肪と反比例して、妻からの愛情が減っているのは気のせいだろうか…

今日も妻が綺麗で息子が可愛い。そしてビールが美味い。

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